シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年3月1日
この星が見せてくれるもの

草原のど真ん中の一本道を あてもなく浪人が歩いている
ほとんどの奴が馬に乗っていても 
浪人は歩いて草原をつっきる
はやく着くのが目的じゃないんだ 
雲より遅くて十分だ
この星が浪人に見せてくれるものを 
見落としたくないんだ
葉っぱに残る朝露 流れる雲 
小鳥のちいさなつぶやきを のがしたくない
だから 浪人は立ち止まる そしてまた歩きはじめる

山田洋次監督の映画「学校」で、
主人公の少年が幾度もこの詩をつぶやく。
不器用で、まっすぐ。
満一歳、歩きはじめた孫の優大も
そんな少年でいてほしい。


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