けれど/歳月だけではないでしょう/ たった一日の稲妻のような真実を 抱いて生きている人もいますもの/
これは詩人茨木のり子の詩「歳月」の一節。 清々しい言の葉が、風にゆれて擦れあう、 葉の茂みが放つ濃厚な匂いに、こころがむせる 言の葉の森に降る至福です。 月末にして早くも6月の書籍購入予算を 使い切ったものだから、 しばらくは本屋に近寄れません。