シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
笑顔がある、驚きがある、発見がある、楽しく生きるための「食」を 農家さんやお店やメーカーさんや生活者の方々とご一緒に。
2010年8月21日

街でおいしいパン屋さんが人気です。
人里離れたところにも、民家で焼いておられる
「手作りパン」の看板を目にします。
それはそれで楽しいことですが、
毎日の食事の主食の基本は「ごはん」で。

どうも最近、食の「芯」がぐらついているようで
気になります。

BOOK 

 

いま読んでいる本、
「家族の勝手でしょ!~写真274枚で見る食卓の喜劇」
(新潮社刊)

たとえばロールケーキの朝食、カップ麺とバナナの夕食、
「冷蔵庫に何もなかったので、冷凍ご飯とカップ麺どっちがいい?と
子供に聞いたら、カップ麺と言ったので、やったー!と思った」と、
あるお母さんのコメント。
せめて温かいごはんでおむすびを、と思います。
また、写真を見ていくと「ごはん」のない食卓が目立ちます。
パン、パスタ、たこ焼きなど粉ものがとても多い。
言い換えれば一品で食べられるものが多い。

たとえばご飯と、煮物、焼き物とみそ汁。
昔から言われる一汁三菜、
これをきちんと摂れない、摂らない食の乱れが、
ひとの体や心に問題を生じさせ、
米の消費の低迷にも拍車をかけています。

ごはんを食べれば、
おのずと野菜や魚の副食もついてきます。
ごはん(米)からも、しっかり栄養が摂れます。
お茶碗1杯分のご飯約15円、カップ麺1個100円。
ごはんは経済的でもあるのです。
「米のめしを食わにゃ、力が出んわ」と言われた時代のニッポン、
今よりも気持ちおだやかで、活力もあったように思います。
美しい稲穂の国ニッポンの復活を心から思います。
そして、こどもたちの毎日が、おかあさんの手の
温もりにつつまれていますように。
たとえおむすび1つでも、にこにこ笑って食べる
「幸せごはん」でありますように。
私を育ててくれたこのふるさと広島で、
私にできることをやっていきたいとと思っています。

2010年8月16日

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広島市の「ひろしまそだち」野菜アドバイザーの研修で、

エダマメを収穫しました。

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かんたんな講義の後、エダマメの栽培ハウスへ。
品種の違う2種類のエダマメを各自5本づつ収穫し、
別棟の作業場で出荷の作業を学びます。
(研修ですから市場には出しません)

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1本1本根を切り、葉を落とし、
1粒入りのサヤや傷んだサヤは取り除き、
5本ひと束300グラムにし、袋に入れて一丁上がり。
手間と根気のいる出荷作業を身をもって体験すれば、
小売り価格1束298円の重みを思い知ります。
種をまき、生育し、収穫するまでのコストと時間と売上を
計算すると、農家さんの時給はわずか250円!
コンビニのアルバイトの方がはるかに高給です。
農業を生業としてやっていくことの厳しさはここにも。
それでも作り続ける農家さんの気持ちは、
先祖伝来の田畑が荒れてゆくのを見るにしのびないから。
豊かに実る里山の風景は、日本の宝物です。
種から発芽、葉を出し実をふくらませてゆく野菜、
ここに生の根源があると強く感じます。
その素晴らしさ、大切さを
何とかひとりでも多くの人に伝えたいと思います。

そして、ひとりでも多くの人に
地元の野菜を食べることの幸せを味わってほしい。
遠隔地からトラックで運ばれてくる野菜は、どうしても鮮度が落ちます。
その点、地元の野菜はとれたて。おいしさが違います。

 

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