シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
笑顔がある、驚きがある、発見がある、楽しく生きるための「食」を 農家さんやお店やメーカーさんや生活者の方々とご一緒に。
2011年10月27日

 

朝夕の冷え込みが身にしむ11月にも入ると
広島菜漬が出回りはじめます。

昨年野菜アドバイザーの研修で広島菜の産地を
訪ねたことを思い出します。
広島菜は広島の伝統野菜で、
九州の高菜、信州の野沢菜と並ぶ3大漬け菜です。
この日訪ねた安佐南区の川内地域は、
古くから良質の広島菜が育つ名産地で、
贈答用の広島菜漬のほとんどがここから出荷される
広島菜で作られるそうです。

 

しかし、農地の宅地化はここにも見られ、
出荷量は年々減少の傾向に。
米の消費減にともなって、若い人の漬けもの離れも進んでいます。
先人の知恵と工夫に生かされた広島の伝統野菜、
その香りと味わいを絶やさぬために、
しっかりごはんを食べましょう。
おむすびを広島菜で包んで広島菜むすび、
カツオ節を芯にして広島菜巻き、
細かくきざんでチャーハンもgoodです。

おはなしをお聞きしたのは、

 

広島市の小学校の社会科の教科書にも登場する
篤農家の倉本さん。
先祖代々耕し続けて肥えた畑と高い耕作技術が、
立派な広島菜を育てます。
雑草の1本もなく広島菜が整然と並ぶ畑の美しさに、
プロの丹精を感じます。

 

2011年10月26日

 

食育の講演で出向いた安芸太田町。
町じゅうが顔見知りというほど人口の少ない町ですが、
それだけにお互いが助け合いながら
寄り添うように暮らしておられます。
そして、この町の産物、
日本棚田百選「井仁の棚田育ち」こしひかり。
町の方々の温かな笑顔を思い出しながら、
おいしく頂きました。


田舎が好きで、休みにはぶらりと車を走らせます。
水が張られて光る春の田は、
夏には一面青い苗のじゅうたん。
秋には黄金色に実り、収穫を終えて静まった田には
「すくも」を焼くけむりがたなびきます。
稲穂の国の風景です。
平成11年制定の食料・農業・農村基本法には、
「農村の多面的な機能の発揮」という項目があります。
農村のやさしい風景が人を癒すことも
まさに農村がなしえる働きのひとつです。
米づくり農家さんの実情は厳しいと聞きますが、
このおだやかで、やさしく、美しい風景が
いつまでも日本の宝で有り続けるためにも、

毎日、しっかりお米を食べましょう。

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