野菜コーナーに赤紫蘇が出る季節になりました。
紫蘇は生命力が強く健康維持にも効果が得られる野菜です。
さわやかな香りはペリルアルデヒドという成分で、
胃液の分泌を高め、消化を促進する効果があります。
また、不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)も含まれており、
血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする効果があると言われます。
血液の流れをよくするので、冷え性の改善にも。
とくに赤シソにはアントシアニンが豊富なので、
抗酸化作用も高く、疲れにくい体をつくってくれるので、
夏バテ予防におすすめ。
夏になると赤紫蘇シロップを作る方も多いでしょう。
水や炭酸水で薄めてジュースにしたり、
フルーツにかけて香りを楽しんだり。
赤紫蘇で元気な夏をお迎えくださいね。
作ってみましょ!「赤紫蘇濃縮シロップ」
■準備するもの
・大鍋
・長箸など混ぜるもの
・目のこまかいザル(シソ液を濾すもの)
・布巾
・ジョウゴ
■材料の割合
赤シソ 約300g(うち青シソを10~30%合わせると香りや味が良くなります)
氷砂糖 185g
レモン果汁 65cc
水 330cc
作り方
①シソの軸部分から葉を摘み取る。
②シソの重さを量り、分量の水、氷砂糖、レモン果汁を用意する。
③葉をよく洗う。
④鍋にシソ1/2の量(赤ジソのみ)を入れ、水を加えて沸騰させる。
⑤沸騰したら弱火にして約10分煮て、葉が緑色になったらアクを取り除く。
⑥別の容器にザルをおき、⑤のシソ液を濾す。鍋に残ったシソの葉は布巾で搾る。
⑦シソ液を鍋に戻し、残りのシソ(赤ジソと青ジソ)を加えて④⑤⑥の作業を繰り返す。
⑧全量のシソを煮出し終えたら、シソ液を入れた鍋に氷砂糖を加えて弱火で煮込む。
⑨砂糖が完全に溶けたらレモン果汁を加え、沸騰させる。
⑩沸騰したら火を止め、アクを取って濾す。
⑪清潔な瓶などの容器に移して保存。
※2度目の煮出し時に青ジソを加えるのは、青ジソの香りを生かすためです。
赤紫蘇だけでも十分作れます。
※アクは気にならなければ取らなくても大丈夫です。
※氷砂糖の代わりにきび砂糖など粉砂糖でもOK。
※レモン汁の代わりに薬局で売っているクエン酸でもOK。