春はまだかと思わせる寒さですが、自然は粛々と春を芽生えさせています。
知人の畑で採った土筆。夜半ひとり黙々と鞘(はかま)を取りながら、
季節とともにある平安な暮らしに感謝します。
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土の筆と書いて「土筆」。英名はHorsetail(馬の尻尾)。
これもなるほどと思わせます。
一般には川土手や田畑のあぜ道がよく生える場所として知られますが、
太くて長いつくしを採ろうと思うならば肥料の良く効いた休耕田へ。
頭がよく締まって褐色、茎が長く弾力があるものを探して採りましょう。
胞子のほろ苦さと歯ざわりが楽しめます。
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さて、採ったつくしは鞘(はかま)を取ります。
なかなか根気が要りますが、袴は葉が退化したもので、
かたくて食べられません。
野草の春を食べよう!土筆の佃煮
材料 つくし、調味料(酒、みりん、さとう、しょうゆを同量ずつ)
作り方
①はかまを取ったつくしは2~3度水を変えながら洗い、たっぷりの水に一晩つけてアクを抜く。
②アクを抜いたつくしは水洗いし、たっぷりの熱湯で20~30秒茹でる。
③鍋に調味料を入れて煮立て、水気を切ったつくしを加えて水気がなくなるまで煮る。
だしの素を少々加えて味を加減する。
※調味料の量は総量がつくしの量の5分の1になる程度。好みで加減してください。
幸せのオマケは、
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