サクサクとした歯ごたえがたまらない蓮根。
「常陸風土記」の中に「神世に天より流れ来し水沼なり、
生ふる所の蓮根、味いとことにして、甘美きこと、他所に絶れたり、
病有る者、この蓮を食へば早く差えて験あり」
とあるように古くから薬用としても食べられていた野菜です。
薄桃色の神秘的な美しい花で種が多いことから、
多産の民族信仰につながりました。
また穴があいていることから、先が見える、見通しがきく、と
縁起のよい食べものとされ慶事に使われてきました。
お正月の蓮の酢物もその一つでしょう。
●
ビタミンCが多く、野菜では珍しくビタミンB1,B2も含有。
他にもカリウム、カルシウム、鉄分なども豊富。
食物繊維が多いので体の中からきれいにしてくれます。
作ってみましょ! 「れんこんのケチャップ煮」
和風のイメージが強いれんこんを洋風の味つけで。
材料 れんこん1節、ケチャップ大さじ2、水大さじ1、しょうゆ小さじ1
①れんこんは食べやすい大きさの輪切りに切る。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、①をよく炒める。
③②に分量のケチャップ、水、しょうゆを加えてさらに炒める。
④フタをして焦げない程度に蒸し煮にして火を通す。