「世の中のビジネスは早く結果を出すことを求められるけれど、僕たちはゆっくりでいい。毎日地球が回り続けていくなか、カルヴァドスは造られていくのだから」
フランスのノルマンディー地方で、りんごの蒸留酒を造り続ける農家さんの言葉です。イタリアで生まれた<スローフード>の概念を、日本語でどう表現すれば良いのか、
「自然のリズムに逆らうことなく、必要なだけの時間をかけて食べるものをつくる」とでも言いましょうか。日本の味噌や醤油もそうですね。息を吸って吐くテンポ以上の速さでモノやコトが進みだしてから、
世の中がおかしくなってきたと言われます。
急ぎ大量に作って安く売れば儲かりもしましょうが、
食べる楽しみ、ゆたかな生活を満たすものには
なりにくいように思います。
呼吸は深く、ゆっくりと。息が荒くなってはたまりません。
仕事もなく、のんびりできる日々を手に入れて、よし、本を読もう!としたら、仕事をしたくてウズウズ。
ここ2年間とても多忙な日を送ってきたので、ワーカホリック状態になってしまったのでしょうか。
いけない、いけない。
あと一週間は休めるので、十分なチャージをしようと思います。
庭では、利休梅が咲きました。
10年ほど前に苗木を手に入れて植えたものが、今は大きく枝を張りました。
生けるものが新しい生命を吹く春に、過ぎてきた歳月を思います。