朝から雨ながら、ローカル線に乗ってコトコト、里山の桜をめでに参りました。
現地に着いた頃には幸いに雨も止み、まずは志和地駅から徒歩数分のところにある志賀神社の桜。
境内の神楽殿に並んで座り、花見弁当を広げます。
山で鶯が鳴いています。あとは静かです。
山の冷気と神社の霊気につつまれて、ただ、ただ、桜をながめます。
弁当を食べ終え、次の桜へ。
吉田口の民家にあるしだれ桜です。そばを流れる川に垂れ下がる枝に風情あり。
そして、さらに車を走らせて安芸高田の樹齢三百年のしだれ桜。
これも民家の庭に棲む桜ですが、圧巻。
わぁ、と見上げていたら、風が吹いて、花吹雪を浴びました。
桜の精霊に迎えられたようで、ちょっと感動。
友人のSさんとふたり電車の内でおしゃべりに夢中になり、
クルマ組の二人と待ち合わせた志和地駅を乗り過ごしてしまい、
あわててタクシーで引き返すハプニングもありましたが、
薄曇りの空の下で散りぎわの桜を満喫。
やはり花見は、里山の桜にかぎります。