週末にかけて1泊で平城遷都1300年祭に沸く奈良へ。
と言っても、観光客が押し寄せる平城宮跡はタクシーで素通り。
一路、秋篠の森へ向かいます。
「秋篠の森」とは全国からファンが訪れるカリスマショップで、
秋篠寺の近くにあります。
自然林に包まれるようにしてある木造の建物は、
一日2組しか泊れぬ小さなホテルと、レストランとギャラリー、カフェ。
大きなカエデの枝に鳥の巣箱。
緑のむこうに、レストランの厨房がみえました。
森を眺めながらスープを作れるなんて、幸せなシェフさんたち。
その味もきっとやさしいのでしょう。2週間前に電話しても予約が取れませんでした。
窓辺には木の実。植物の名を書いた札も、ほら可愛い。暮らしを楽しむヒントがいっぱいです。
ここはカフェ。こんな仕事場が欲しいです。
「あ、平城京だ!」タクシーの中から復元された平城宮を見ることができました。
約35万坪にひろがる平城京の夢の跡には、ススキがなびいていました。
ここまで来たら、開催中の「正倉院展」を観ないでは帰れない。
というわけで、夕刻、入館1時間待ちの列に加わることに。
連日の人の群れに、奈良の鹿もあきれ顔(?)
聖武天皇の遺品の琵琶にほどこされた豪奢な螺鈿細工に、ため息。
一大イベントもおわって平常を取り戻した頃、またゆっくりと歩きたい奈良です。