緑井のぶどう農家、中井さんの農地をお借りして半年間土づくりから学ぶ「体験農園」。
きょうは、その第一日目。
朝10時、暑いです!
サンダルを長靴に履き替え、タンクトップを長袖のTシャツに着替えます。
入園者は12名、それぞれ実習用に10平米の区画が貸与されます。
中井さんが立てた耕作スケジュールに従い、これから半年間、
週に1度、作物づくりのイロハを教わりながら野菜を作ります。
きょうは、自分の区画に堆肥、苦土石灰、鶏糞を施し、施耕します。
クワを振りおろし、土を起こしてはまたクワを振りおろし・・・
わずが10平米の土地ですが、この暑さ。
目に入る汗を、ぬぐってもぬぐってもタラ~リ。
心臓がバクバクし始めます。それでも頑張ってなんとか完了。
「なかなか、うまいですねえ」とほめられて、木に登ります。
や~れやれ、遮光テントのなかに入って持参の冷たいお茶を飲みながら小休憩。
次回からは梅干しを持ってこよう、と。
すでに汗で湿った手ぬぐいで顔全体をごしごし。
きょう最後の作業はセルトレイに播種(はしゅ)。
中井さんが用意してくださった種は、白菜、キャベツ、ブロッコリー。
セルにピートモスを入れて、一粒ずつ種を置いていきます。
これまで苗を買って野菜を作っていましたが、
やはり野菜の生長を一から見てやろうと思えば播種から。
近い将来の夢のために、いま学んでおこうと思います。
ブロッコリーの種はきれいなブルー。
害虫などの予防のために農薬がコーティングされているためです。
この時点ですでに無農薬栽培とは言えません。
じょうろでセルの土を水で湿らせて、きょうの作業はおしまい。
土を作り、播種して育苗の準備をして、作物づくりはまだまだこれから。
じぶんの手と体を動かして実際に手作ってみれば、
「スローフード」の意味を体感します。