観光関係の人たちの仕事の用に便乗して、石見銀山へ。
「仕事だからね、3歩下がってね」とクギをさされながら、行きの車中ではおしゃべり、大笑い。
世界遺産に指定されて後、はじめて訪れる銀山は道もパーキングもすばらしく整備され、
「世界遺産センター」なるものも出来ておりました。
まずはセンターに立ち寄り、銀山の歴史について学び、それから間歩を見学というはこび。
銀山の生い立ちからその役割までがとても分かりやすく展示、説明されています。
かつて、スペインのどこやらと日本の大森銀山が世界の2大銀山として栄華を誇ったこと、知ってました?
センターを出て、昼食。
歴史ある武家屋敷を改築したレストラン「咄々庵」へ。
緑濃い山の景色、そばを流れる川の水音が楽しめる絶好のロケーションにあり、
店の造りや調度も素晴らしい。
東京の超高級料理店の女性オーナーの出店とあって、とても贅沢。洗練されています。
本日のオーダーは、せいろ蒸し御前。
地元の野菜を使った煮物、アジの南蛮漬、おみそ汁、どれも申し分ない味でした。
次に来たときには、カウンターで揚げてもらう天ぷらを所望してみたいと思います。
ひぐらしが鳴く山の緑を仰ぎ見ながら、ふたたび車に乗り込み、町のなかを一周。
遊びにではないので、ゆっくりはできません。
間歩の入り口、銀細工の店などひと通り観光コースを回って、
先ほどの「咄々庵」と同じ経営のカフェ「山桜」で、ティー・ブレイク。
入り口は氷のノレンで庶民的ながら、内はシック。
料理は釜焼きピザとパスタでイタリアン。
かき氷やソフトクリームもあります。
仕事で来た人たちがビジネスの話をしている間、イチゴのかき氷を食べながら、そばでルンルン。
銀山の名物菓子を売る店「げたのは」。
寄ってみますか?とドライバーの方に訊ねられ、思わず「ハイ!」
和風クッキーとでも申しましょうか、小麦粉と黒糖で作られた素朴な菓子。
2枚を合わせてたたくと下駄が鳴るような音がするから「げたのは」。
お土産に買って、帰路に。
仕事だから、と言われながらも道の途中で野菜市にも何か所か寄ってもらい、
十分楽しませていただきました。ありがとうございました。
20名程度集まると、「咄々庵」がマイクロバスで石見銀山まで送迎をしてくださるそうです。
街並みや山道を、1日のんびり歩くと楽しそうです。
秋になったらツアーを計画したいと思います。