半世紀を生きて、はじめてジャガイモがおいしい!と思ったのは、
有田さんのジャガイモに出会ってからです。
ジャガイモの名は「あきつ美人」。
瀬戸内海沿岸の町、安芸津町赤崎地帯で生産され、
特有の二価酸化鉄、マグネシウムなどミネラルを豊富に含む赤土の畑で育ちます。
肌はキメこまかく美しく、他のじゃがいもに比べて長期間鮮度を保つことができます。
茹でて軽く塩ふって食べるとおいしい! その味に感動して昨年は一度に4箱も注文。
そして春の新ジャガのシーズン到来、
野菜ソムリエの仲間4人で誘い合わせて、有田さんのジャガイモに会いに行ってきました。
前が海、すぐ後ろに山を抱える瀬戸の農業は段々畑。
有田さんの畑も、海を望む山の上にありました。
赤土と聞いていましたが、本当に鮮やかできれいな赤色です。
ジャガイモの花も見ることができました。
慣れぬ手つきでクワを持ち、へっぴり腰でエイッ。
大きいのや小さいのやポロポロと出てきます。
自分たちで掘ったものをその場で箱に詰めてお持ち帰り。
1日干して乾かし、1週間ほど置くと糖度が増しておいしくなるとのこと。
「あきつ美人」の味に絶対的な自信を持ち、精力的に動く有田さんは有田園芸農場の社長さん。
あきつ美人を素材にした冷凍コロッケをこのたび企画開発、
おまけに野菜エキスたっぷりのコロッケソースも合わせて新発売。
揚げたてをコロッケソースで試食させていただきました。(おいしい!)
ソースは7月20日発売スタートだそうです。
1箱では飽き足らず、倉庫にあったジャガも箱詰めして、帰りの車の後部はじゃがいもの移動販売さながら。
有田家のワンちゃんも呆れた「わん!」