シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年6月21日
農業見習い

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日曜日、朝6時半起床。きょうは、広島市の野菜アドバイザーの研修で、

白木町の中川農園さんで「農業実習」。

曇り空の下、ネギと水菜の収穫を体験します。

「ひろしまそだち」というブランド名で出荷される広島の野菜をみなに知って食べて頂く、

それが野菜アドバイザーのこれからの活動。

地産地消を勧めるお手伝いです。

 

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中川農園の主、中川さんは南米一のジャガイモ農家(ブラジル)で大規模農業を学び、

帰国後借地農業を開始。苦労の末に、ネギの出荷量日本一とも言われる農園の経営者に。

豪放磊落、そして心優しい。毎年中国人研修生も受け入れ、

「日本を好きになって帰ってもらえるよう」心をこめて生活の面倒も見ておられます。

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それでは、いよいよハウスへ。首に手拭、手には軍手をはめてイザ!

本日、まずは水菜の収穫。葉を折らぬよう丁寧に抜き、泥がついた根を切り、

200グラムずつ束ねて袋詰めにします。

そばにあったトロ箱にポンと投げ入れたら、「あ、投げない。葉が折れる!大事な商品よぉ」と、Yさん。

同じ研修生のYさんは自ら望んで農家に嫁いだ人で、今は農業をしながら地域の食育ボランティアも。

しっかり学ばせて頂きます。水菜が入る袋の内側にはあらかじめミネラル・ウオーターが自動で噴霧されます。

これは水菜の鮮度を保つため。見えないところにも農家の手間があるんですね。

 

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お次は、ネギのハウス。手前に引きながら持ち上げると面白いように抜けます。

が、1日15.000束を出荷すると聞けば、気の遠くなる作業。

根を洗う、束を量る、ベルトに乗せる、袋に入れる、箱に詰めるまでの一連の作業が実に効率良くシステム化されています。

 

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それにしても大量のネギを前に目が痛い。ベルトコンベアを見続けていると頭がクラクラする。

慣れぬとなかなか大変な作業です。けっこうフィジカルなわたしも、ギブ・アップ。

写真を撮り、取材者に徹します。

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保有のビニールハウス100棟、常時雇20人。

かつて安芸地方を襲った台風17号でビニールハウスが壊滅的な打撃を受けても、めげることなく立ち上がったド根性一代。

度胸と才覚とneverギブアップの根性で築き上げた大規模農業。

従業員用駐車場の屋根はぶどう棚、わんちゃん2匹、みなが気持ち良く汗が流せるよう自前の温泉まで完備。

懐の大きさは、成功への道を拓ける人は、懐も大きいようで。

もっといろいろ話をお聞きしてみたい方でした。

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