あかるく晴れた午後、
中央通りは「えびす講」の初日。
あっ、「いがもち」だ。
小学生の頃、ど~しても食べてみたくて
屋台の前で不動の姿勢。
屋台の食べものは買い与えないという
親のポリシーをへし折ったのを
懐かしく思い出します。
ほっかほかに湯気をあげるお餅、
トッピングのご飯粒の色もきれいで
少女の心をそそりました。
屋台をぶらりと抜けてパソコン教室に向かい、
帰りに立ち寄ったショップのKさん、
「いがもち、呉の名物なんですよー」
へえ、知らなかった。
稲花餅と書くのも、きょう知りました。
きれいな名です。
いま屋台の前に立っても心ウキウキ。
心ひかれるものって、何十年たっても
変わらないものですね。