横川商店街の入り口に、
卵かけご飯の専門店があります。
友達のNさんと一緒に
広島大学の公開講座へ行く日、
電車に乗る前に腹ごしらえ。
生卵と茶碗一杯の白ご飯に、
味噌汁と小鉢料理が付いて350円也。
シンプルながら立派な一食です。
マックでハンバーガーより
体に良いと思います。
そして、その後参加した公開講座のテーマは
「食の安全・安心と環境問題」。
加工食品の利用が食費の50%を超える勢いの昨今、
家庭や飲食店で口にする加工品の多くは
中国やベトナムなど東アジアで製造されています。
冷凍シーフードやたこ焼きが最先端設備を投入した
大規模工場で生産されている様子をみると、
もはや私たちの食べ物は畑や海でとれるというより、
工場で作られると言ったほうが実感かも、と思います。
講義をされた広大の教授は、「日本の食糧問題は今や、
加工食品にあるというのがボクの持論です」と言われます。
食糧の確保は、加工食品の確保であり、
安全問題は、加工食品の原料調達から製造流通までの過程にあると。
そして、安定供給と安全を保つフードシステムを確立するためには、
国際的なセンスを持つ外交とエンジニアが必要と。
なるほど、視野が広がりました。
そして、あらためて思います。
卵かけご飯一杯でもいいから、
加工食品に頼らぬ食生活を送っていきたいと。