先週の土曜日から鷹野橋の映画館サロンシネマで
「食と農の映画祭in広島」が開催中。(5月29日金まで)
日替わりで上映される全11本の作品の中から、
「フランドン農学校の尾崎さん」と「土の世界から」を観る。
大企業のサラリーマンを辞めて30数年、有機農業に取り組んできた
尾崎さんのドキュメンタリーがとても良かった。
30アールの畑で通年70数品目の野菜を作る小規模農家。
生きていくためにはこれで十分、と足るを知る生活。
消費者の方に経費と労賃を負担してもらい、それで暮らしていく。
必要以上に儲けるという意識がないのが、いい。
高校の授業にも出向く尾崎さん。16歳の若者たちに、
「やりたいことをやっとかないと、人生楽しくないよ」
土を肥やす微生物を生かすために農薬を使わない畑は
抜いても抜いても草が生えてくる。
せっかく植え付けた苗もネキリムシが食いちぎる。
ギブアップしそうになる研修の若者には、
「もうダメだと思ってから、粘るんよ。そしたら力がつくねん」
畑仕事を貫徹させるために毎晩筋トレも欠かさない、
芯のある男の顔が、いいなぁ。
人柄を慕って多くの人が学びにやってくるから、
尾崎さんの畑は「フランドン農学校」。
最終日の金曜日まで、もう一本
「いのちを耕す」を観に行くつもりです。
ロビーでは生産者の方の農産物市、
農家の奥さんが作ったうどんを買って帰りました。
裏の野菜ソムリエ農園で収穫の水菜とチシャ、
今夜もたっぷりグリーンサラダです。
ブロッコリーもうまく育っています。