午後の早い時間から夕刻までのほんの数時間ですが、
市街を離れて山で過ごす休日は、野性を研ぐ時間。
アタマではなくカラダが欲し心地よいと感じるものに敏感でいられるために。
春に生まれ夏が来て歌うことをすっかり覚えて得意げなウグイスの声を遠くに聴きながら、
木々の青に染まると、体じゅうの力が抜けて、
マタタビの匂いを嗅いだねこみたいにふにゃふにゃになります。
紅空木もみつけました。
マタタビ、葉のところどころを白くして、
遠くから見ると白い花を咲かせたようです。
人間が嗅いでも匂いらしきものはありません。
ねこが嗅ぎ取れる成分が媚薬のような働きをして
陶酔状態にするようです。
ただし、成分を抽出して市販されているものの中には
効果が強すぎて、危険な状態になることもあるとききます。
紅空木(ベニウツギ)もみつけました。
好きな花です。