昨日、雨のなかをイタドリを求めて郊外へ。
食べられる野草です。
虎模様の斑点があり、多数の節がある杖のような形状をしていることから
「虎杖」と書いて「イタドリ」と読むようになったのだとか。
地方によってさまざまな呼び方があり、
広島育ちの私は「カッポン」と呼んでいました。
手折ると中が空洞なのでカッポンという音がするのが語源でしょうか。
田舎の道ばたに生えている、ということですが、
街に生まれ育った私、調理することはよく知っていても
どこをめざせば採集できるのか、見当がつきません。
そこで田舎育ちの強力な助っ人をドライバーに、郊外を走りました。
果たして、原始の嗅覚と目で見つけてくれました。
無人島に流れ着くことがあれば、絶対にこのような人と一緒がいいと思いました。
きっと木の枝で火をおこし、獲ってきた魚を焼いてくれることでしょう。
さて、ここからがお楽しみ。
まず、ピーラーで皮をむき、食べやすい大きさに切ったものを器に入れ
塩をどっさりまぶして重石をしておきます。
水分が出たら、水を捨ててもう一度塩をまぶして保存。
調理するときは丸一日水につけ、水を替えながら塩抜きします。
ごま油で炒め、だししょうゆ、みりん、酒で味つけすると絶品。
冷凍保存もできますが、やはり季節のものは、いま。
少しだけ頂くのがよいですね。