広島の若い農家さんから、
「食べ比べてみてください」と手渡されたのが、
奇跡のリンゴとしてあまりにも有名な木村さんのフジと市販の同種のリンゴ。
木村さんの小ぶりなフジの方が酸味と甘味が濃く感じられるような・・気がする?
さまざまな品種でリンゴパイを作る友人のパティシエさんにも
参加してもらいながら、ふたり品評会。
無農薬無肥料で樹をいじめながらの栽培を成功させた話は
本になり映画にもなっています。が、
自然栽培だから安全とばかりは言えないのが自然の複雑さ。
植物は生きていくために、守ってくれるものがなければ
じぶんで病原菌などに対抗する物質(ファイトアレキシン)を合成します。
そして、これがアレルギーの原因となることもあるといいます。
物事に絶対はあり得ないことを頭に入れておかねばなりませんね。
木村さんが有名になる以前、
野菜の師匠(と勝手に呼ばせて頂いている)
築地御厨の内田悟さんのところで、はじめて木村さんのりんごを見て、
あれこれ学んだのを思い出しました。
あのときは確か1個500円ちょいしたと思います。