近所に瓦そばを食べさせる店があると知って、
ひとりで昼食へ。
8人で満席のカウンターだけの小さな店、
店主は、なぜか黒のスポーツウエア。
今から走るんですか、と尋ねたら、
「クリーニングに出した白衣が間に合わなくて・・・」。
トッピングの牛肩ロース肉が
「特上」と「上」とがあって、迷わず上を注文。
レモンは、どこの?と尋ねたら、
「きょうはチリ産なんですよ」。
ダメじゃん、広島産使わんと、と言ってるうちに、
話は浜田のトビウオから船酔い、トンネル恐怖症に及んで、
最後の一口を食べ終えた頃には、
冷蔵庫からメニュー外のリンゴジュースを出して
ごちそうしてくれる仲に。
ひとりランチは苦手なのですが、
たまにはこんなお昼があってもいいかな?
●瓦そばメモ
西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、
野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたというのを
ヒントに下関の人が考案し、土地の郷土料理になったということです。