セミが鳴く、今よりはもっと気持ちよい暑さだった50年前の夏休み、
小さなおかっぱ頭のわたしは、姉が漕ぐ父の黒い自転車の荷台にまたがり、
姉の腰にしっかりとつかまり、家から5分ほどのところにあった
姉が通う小学校の正門前の文具屋さんをめざしました。
姉も私も大好きなばくだんケーキを買うためです。
数枚の10円玉は姉のワンピースのポケットに入っていたはずです。
茶色の紙の袋に入れてもらった2本のばくだんケーキは、
私が胸に抱いて家まで帰るのですが、
冷たくて、冷たくて、自転車の後ろで何度も持ちかえた覚えがあります。
そんな夏の日がよみがえったのも、
FBで毎日新聞のニュースのスクラップを見つけたから。
岡山の笠岡市「たこ壺冷菓」でいまも作られているそうです。
写真は下記HPから拝借しました。
http://mainichi.jp/feature/news/20130729ddm013100023000c.html