先週の野菜市でどっさり手に入れた穂紫蘇(ほじそ)。
これを佃煮にすべく、黙々と指でしごいて
ボウルのなかにためていきます。
紫蘇の香りにつつまれて幸せな作業です。
半日水に漬けてアクを取り、フライパンに入れて
しっかり炒ってしょうゆとみりんで濃いめのあじつけ。
とてもいいごはんの友になるはずです。
穂紫蘇は、紫蘇が花を咲かせる前の蕾。
紫蘇にしてみれば花を咲かせ、
種をこぼしていのちを全うさせたかったに違いありません。
が、抜かれて畑のすみに置かれるよりは、
こうしておいしく食べて食として全うさせてやるのも供養かと。
この夏も毎日のように食卓を充実させてくれた
紫蘇へのオマージュです。