じぶんではポピュラーだと思ってる野菜が、案外知られていないことに気づき、
これはイカン、と、さっそく水前寺菜をご紹介。いろいろな野菜に親しんでくださいね。
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水前寺菜は、東南アジアが原産といわれているキク科の多年草です。
地方によって呼び名が異なり、
加賀野菜(伝統野菜)とする石川県では金時草(キンジソウ)、
愛知県では式部草、沖縄ではハンダマと言います。
沖縄では井戸のそばに植えて体調が良くないときに食べたと言い、
薬草として常用された歴史があります。
葉の表が鮮やかな緑色で、裏は紫色をしているのが特徴。
この紫色は機能性物質のアントシアニンで、抗酸化作用があると言われます。
栄養価が高く、ビタミンAは春菊の3倍、ビタミンCはレモン以上とも言われます。
少し厚みのある葉は、茹でるとぬめりが出ます。
おひやし、炒め物、葉は生のままサラダに入れると色が映えます。
ちょっとクセがありますが、いかにも体に良さそうな味です。
作ってみました! 水前寺菜の辛子酢味噌あえ
材料 水前寺菜 一束、からし酢味噌(白味噌大さじ2、だし大さじ1、酢大さじ1、からし・みりん各少々)
①水前寺菜は洗って、茎の堅い方から熱湯に入れて、茹でる。
②茹で上がったら冷まし、水気をしぼり食べやすい大きさに切る。
②からし酢味噌を分量の調味料で作り、②にかける。
※からし酢味噌の調味料の配合は好みで加減してください。