昨夜の一品は、鶏ささみときゅうりの和えもの。
きゅうりをすりこぎで食べやすい大きさに叩き、
蒸した鶏ささみを手で裂いて、タレとゴマで和えます。
叩くのも、裂くのも、和えるのも、
ぜんぶ手の仕事。しっかり手を働かせます。
とくに和えるときには、
あえて菜箸でなく手を使うようにと、
料理教室でもお話をします。
「手加減」という言葉がありますが、
手で和えると加減良く素材が混じり合い、
味がやさしくなじむような気がします。
ここ一日、二日、
ちょっと気持ちが萎えていたのですが、
そんなことも忘れてしまえるほど、
手を使う作業は、こころもいやしてくれます。