上八丁堀アーバンビューグランドタワー12階、
「レストランシマムラ レスプリ・ド・ミクニ」で薬膳フレンチの教室。
幼稚園に毎月お弁当を届けるなど、食育にも熱心なオーナーシェフの島村さん。
さまざまな企画で食を学び楽しむ機会をくださいます。
八丁堀天満屋1階にある漢方の専門店「NIHONDO」とのコラボレーション。
まずはニホンドウの細川さんのレクチャーから。
薬膳と聞くと何やら薬くさそうなイメージを持ちますが、
「体に合わせてバランス良く旬のものを食べる」というベーシックな考え方は、
私たちが日常的に送っている食生活と同様。
たとえば今の季節「秋」ならば、乾燥しがちな体を潤わせ温める食材を摂る。
栗、レンコン、卵、豆腐、貝類、くるみ、ユリネなどなど。
野菜ソムリエとして薦める食事とちょっと違うのは、
まず中国から来た文化なので、クコ、白クラゲなど馴染みのない食材が多いこと。
それと中薬と呼ぶ漢方が入ること。
レクチャーを終えたら、厨房に入って島村さんの料理教室です。
ゆっくりと丁寧な説明でとてもわかりやすい。
チキンスープの取り方から、タジン鍋の活用法まで、家で手軽に実践できそうです。
フレンチにタジン鍋??タジン鍋の故郷モロッコはかつてフランス領。
あながち突飛な発想ではありません。
柔軟な発想が新しいおいしさを生みます。
昆布だしだって使う、島村さんの料理に向かう自由さが好きです。
細川さんが香港で買ってきた中薬の黄帰(おうぎ)。
水にひたしてエキスを使います。ほの甘いフシギな味。
エネルギーを補充する働きがあるそうです。これ欲しい!
さて、いよいよ実食。
もみじ豚と里芋、くるみのミニシュー
秋鮭と南京、さつまいも、紫いものケークサクレ秋鮭は体を温める働きがあるそうです。
豆腐ロワイヤル 白くらげと銀杏、帆立貝柱和え滋味豊かでいかにも薬膳といった味わい。
体が温かくなってきました。
豆腐ロワイヤルの具材です。
フランスシャラン鴨のロースト
はちみつと陳皮風味彩々秋きのこと栗のユリネグラタン添えれんこんチップとクコ飾り
最後にデザートにもち米の黒ごまブラックプリン和梨のコンポート射込み
おしゃべりに夢中で写真を取り忘れました。
次回は「冬の薬膳」がテーマで11月16日(水)に開催。
興味ある方はぜひご予約を。 082-511-1618