2月8日からフランス人のジャンさんのガラス展を開催中。
2日目のきょうも、沢山の人に見ていただきました。
ジャンさんはパリの美術大学を卒業後、京都の芸大に留学。
日本のすりガラスの美に影響を受けながら、
いまはモロッコに工房を持ってガラス作品を制作中。
3日前に会ったばかりのジャンさんとすっかり仲良し。
お昼ご飯にうどんを作ってあげながら、延々とおしゃべり。
納豆が好きぃ?梅干しも食べれるのぉ?変なフランス人だね!
でも、おしゃべりの内容はとても知的なんざますよ。
フランスのガーデナーやファーマーは陰暦で作業するけど、
日本ではどう?
今どき陰暦なんて使わないんじゃないのぉ、と
いい加減なことを言いかけ、
待ってよ、と庭師ニッポン代表の山田くんに電話で答弁を求める。
さらには、フランス人は日本のことを知るために
夏目漱石や谷崎潤一郎を読むけれど、
日本の人はフランスを知るためにどんな仏作家の本を読むの?
という質問には・・・絶句。
仏作家と言えば、フランソワ・サガンしか知らないあ・た・し。
そして、キツネうどんとおむすびを食べ終えて
午後のお客様がお見えになり始めた頃、
ニホン人って、朝から晩まで忙しそうで不機嫌。
もう少しビンボーでもいいブランド品なんて持たなくていいから、
生きてることを楽しめる人生であって欲しいよね、
ということで意見が一致。
緑色の瞳がやさしいジャンさんは、
広島のあと、高松で作品展を終えたら飛行機でパリへ。
そのあとトラック(ワゴン)で南下して、ベジエの港からフェリーに乗り、
地中海を2日がかりでアフリカ(モロッコ)の最北端の町タンシールの港に着き、
一路、住まいと工房のあるマラケシュへ。
うさぎ、地図を指でなぞりながら「ついて行っちゃおうかな」
ジャンさん、両手を広げて「いきましょう!」
あ、いや、いまは野菜マイスターの試験が・・・うん
いつか、きっと行くから。
うさぎに緑の目の義弟ができました。
ジャン48歳、ベルギー生まれの奥さんは、
子ども3人をオランダ語圏で教育を受けさせるためオランダ在住。
コスモポリタンですねえ。
ジャンさんと一緒に来日したドイツ人のアレさん、
モロッコのマラケシュで和食レストラン「橘(たちばな)」を経営。
わが家と庭師山田作の庭をいたく気に入り「トレ・ヴィアン!」を連発。
(ジャンさんとの会話はフランス語)
ちょっとHなジョークを飛ばしてウィンク、おちゃめな大男。
このたびは店で働いてくれるシェフを探しに日本へ。
うちに寄って流川で飲んで一夜明けたら東京へGoバック。
この人たち、東方の島国の私たちとは地球上の距離感が違うようです。
モロッコからひろしま、そんなに遠くはないよ、ですって。
シャナリ着物すがたで日仏交流。
口をきかなきゃいいオンナなのにねェ。
ジャンさんの目、心なしか泳いでましたよ。
サンキュ。