いのちの終わりに三日ください。 母とひなかざり。貴男と観覧車に。子どもたちに茶碗蒸しを。
これは福井県丸岡町が毎年募る「日本一短い手紙」に 寄せられた五十代の女性の作品。 残された三日、自分だったら、誰と、どこで、なにを? と思いめぐらせてみると、いま一番大切なもの、 そして今までで一番のハイライトがみえてくるのじゃないかと。 うさぎの? 言えない。