シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2008年11月16日
Autumn in 山陰

本日、快晴。絶好のドライブ日和。
ドライバー&コンダクターはMr.ベースマンT添。
後部座席には笑い上戸のNちゃん。
まずは一気に境港まで走り、
T添が館内のビデオ製作を手がけた「水木しげる記念館」へ。
そして午後は米子の「植田正治写真美術館」
時間があれば温泉に寄って帰ろうというのが、きょう1日のプラン。

稲刈りも終わり、秋の色に染まる鳥取平野。
ひろい、のどか。空気が澄んできれい。
あ、伯耆富士。大山がみえてきた。
ここから「植田正治写真美術館」は近い。
前からぜひ訪れたかった美術館だから、胸わくわく。
写真家、故・植田正治は境港市に生まれ、故郷の砂丘を舞台に写真を撮りつづけた。
写真の生誕地フランスで「UEDA-CHO(植田調)」と呼ばれる独特の写真技術は、
人物や物体を緻密に構成して配置した演出写真。
戦前にデビューした彼の作品は、半世紀以上を経てなお新しい。 


大山を目の前に望む場所に、モダンなコンクリート造りのミュージアム。
4つの箱のような設計デザインは、植田正治の代表作の一つ「少女四態」をあらわしたという。
建物自体が巨大なアートで、どこを切り取っても美しい。
建築家高松伸の手によるアーティフィシャルな美と、大地と空の美しさがみごとに融合している。


水に映る逆さ伯耆富士 正面に置かれた椅子に座って飽かずながめる。
目の前の田では、稲刈りもとうに終わり、牛糞をすき込む作業中。 
真白な雪景、早春の花、早苗の緑と、あと3回は来たい。




細部にまでこだわった上質な空間 清らかで静かで知的 
自動販売機で売られている伯耆の自然水が1杯10円というのも良心的で好ましい

美術館前にバス停、ひとり文庫本など持って、ローカル線とバスを乗り継いで訪れるのもいい

さて、美術館をあとにして、ふたたび車を走らせる。
近くにある骨董&喫茶「マナーハウス」で、お茶。
英国スタイルの家に、アクセサリーから家具まで西洋骨董がぎっしり。
暖炉の前のソファで紅茶とクッキーを頂く。
時間は午後3時過ぎ、玉造温泉に寄って湯につかる時間もたっぷり残されている。
じゃ、行きますか。

週末の温泉街。
温泉通の息子から情報入手した日本一の庭園風呂がある「長楽園」は、
本日入浴のみはお断り。で、数軒先の「長生閣」へ。
この不況時に生き残りをかけたホテル業界、
数名のスタッフがバタバタと我々の車に駆け寄り、
入浴だけでは申しわけのないような満面笑みでお出迎え。
フロントで入浴料千円と引きかえに黄色のバスタオルを受け取り、
ホテル自慢のめのう風呂へ。
宿泊団体客が到着前の人もまばらな時間帯、いいお湯でした。
ロビーに戻ると、一足先に入浴を終えたT添、
すでに夕食の蕎麦がうまい店をホテルマンにチェック済み。
で、ホテルマンおすすめの店は
壁いっぱいに演歌歌手のポスターが貼られた場末の食堂風。
温泉街の雰囲気おおいに盛り上がり、女将さんも愛想良し。
ただし、割子蕎麦とむすびの値段はしっかり表通り価格。
でも、きょう1日お天気で、美術館も期待以上で、
お湯も気持ちよかったので許しちゃう。
あー、楽しかった。「またどこかへ、行こうね」






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