フランスの田舎町で廃墟となっていた小さな礼拝堂。
その建物を10年の歳月をかけて再生し、
薄明かりが差し込む壁いっぱいに林檎の木を描いた
日本人美術家、田窪恭治。
「林檎の礼拝堂」の美しさに惹かれ、
いつか自分の住む家にも、林檎の木が欲しいと。
そしてこの春、家の南側に植えてもらったのが姫りんごの木。
今はまだ背丈ほどのやせっぽちながら、
夏の終わりを待って、小さな実をほんのりと赤く染めました。
20年後、大きく枝をのばし葉を茂らせるその下で
見上げるわっちは、どんなおばあちゃんになっているでしょうか。