DVDで「マン・オン・ワイヤー」を観ました。
1974年に今はなきワールド・トレード・センターで綱渡りを達成したフランスの大道芸人のフィリップ・プティの挑戦を、
本人や関係者の証言や再現映像を交えて紹介するドキュメンタリー映画。
高さ144メートル、ツインタワー間60メートル。この世界一高い場所で、45分間、8往復もしたというから驚異です。
綱の上の彼は微笑んでさえいるのです。渡り終えた彼を待っていたのは、ビル内不法侵入と世間お騒がせの罪。
しかし、雲のうえで詩をうたうような彼の姿をみれば、手錠など野暮なこと。
「史上、もっとも美しい犯罪」と言われたのも頷けます。
ちなみに彼、パリのノートルダム寺院とオーストラリアのハーバービレッジの綱渡りにも成功しています。
高い塔が2本そびえ立っていると、そこにロープを張って渡りたくなるのでしょう。
ただただ見惚れて★4つ。