シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
笑顔がある、驚きがある、発見がある、楽しく生きるための「食」を 農家さんやお店やメーカーさんや生活者の方々とご一緒に。
2015年5月12日

大根さや

花井 綾美さんの写真

秋に蒔くため軒先に干してある青首大根の種が乾いてきた頃、
倉橋の野菜人から桜島大根の種が届きました。青いまま食用にします。

大根さやのペペロンチーノ

生でかじると青臭みが強いのですが、
サッと茹でて炒めるとエグミが油でコーティングされてほど良くなります。

多くの畑で、種取り用に残した後は捨てられるのだろうと思うと「もったいない」。
植物すべて人に有害なもの以外は食べられますよと、
料理教室やセミナーもお話しています。
いのちを粗末に扱わない。
食べられるものが捨てられることのない農の仕組みづくり、課題です。
水耕栽培で大きく綺麗なレタスを作っておられる農家の方も、
出荷時においしい外葉を捨てるのがしのびない、
活用してくださるところはないでしょうかと仰います。

2014年10月24日

照秋

毎年、どこかの農家さんの渋柿を穫らせていただいては、
干し柿を作っています。
今年もそろそろと思っていたら
中国新聞に「穫られず放置される柿の木」に
ついての記事が掲載されていました。
かつて背戸山が自然の循環とそこに住む人々の暮らしを
守ってきたなかで、
いちじく、びわ、柿などの果樹も山と里の境界にあって
農を保全する役割を担ってきました。
ところが、さまざまな種類の嗜好品が簡単に手に入る時代、
柿を穫って食べる人もいなくなってきて、
里山の風景も荒れてゆく一方ということです。
そして夕方、スーパーの地産コーナーで見つけたのがコレ。
生産者の方のメッセージが良かった。
「小ぶりですが甘いです。傷がありますがご勘弁ください。
昔、菓子などめったに口にできなかった頃、柿がおやつでした」。
卵よりちょっと大きめ、秋の夕映えを思わせる美しい照りと色。
メッセージを書かれた方に会いたくなりました。
つくり手と消費する生活者をむすぶ糸は、こんなところに。
農業者のみなさんには、どんどん畑からの声を発していただきたい。
わたしも、野菜ソムリエとして、その伝言者でいたいと思います。

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