人の一生は たくさんの哀しみや苦しみに彩られながらも、 その彩りに救われ癒される。 哀しみもまた豊かさなのである。 そしてまたそれは、 人の心になくてはならぬ負の聖火である。
写真家で文筆家の藤原新也の言葉。 その豊かさを享受することで、 人の心は深度を増し、 他者への思いも深く豊かになるような気がする。 そして、哀しみに ただ寄り添ってくれる人がいてくれる幸せ。
週末、待ちわびた雨。 日照りの夏で弱った庭の木々や草たちが いっせいに、 ほぉっと息をつくのがきこえるようです。 去年より丈を伸ばした秋明菊が、 紅一点の美しさ。 鈴虫が鳴く夜、ひとつ、またひとつ 蕾がひらいて 秋の匂いが濃くなってゆきます。