
さて、昨日の続き。
尾崎さんの農園をあとにして、日も暮れた道を神戸へ。
何を食べようか? 神戸在住のAさんが「タイ料理は?」
うん、それがいいということでカーナビに店の名をインプット。
ところが、このカーナビ。とんでもない道を誘導。
結局土地勘のあるAさんが人間カーナビ、
やっとたどり着きました。



お腹はぺこぺこ、食いつくようにメニューに首をつっこみ、
まず目に止まったのが、青パパイヤのサラダ。
以前観たベトナム映画「青いパパイヤの香り」の中で、
主人公の少女が毎朝、家の前の水場にしゃがんで
パパイヤの実をそぐ場面が印象的で、
どんな味なのかとても興味があったのです。
出てきた料理、どれもおいしかった。
パパイヤのサラダは複雑なスパイスにレモンの風味がきいて絶佳。
タイ風やきそばの独特の甘味はココナッツシュガー、
青いココナッツカレーもマイルドながらしっかりスパイシー。
デザートのパフェも珍しいフルーツが入っていて、
一番底の黒いものはちょっと薬の味がする仙草ゼリー。
好奇心もいっぱい満たされて、ごちそうさま。
ここでも質問攻めのうさぎ、
丁寧に料理の説明をしてくださるオーナー、
「青いパパイヤ、いまでは宮古島で手に入るの」と、
わざわざ実物を見せてくださいました。
露地のなかにある目立たぬ小さな構えですが、隠れた名店。
この店で食べるだけのために神戸に来る価値あり。
店を出て、Aさんを家まで送りがてら芦屋のあたりをドライブ。
日本のビバリーヒルズも、時代の波に押されて
広大な敷地が切り売りされたり、
古いお屋敷がマンションに建て替わったりと様変わり。
でも、通りのショップのshowウインドーにも
道を歩く犬にも、やはり高級感が漂っています。
では、ぶらり夏、明日に続きます。